シーズアスリート(1)
先日ゴールボールの試合が行われ、男女とも無事にパリパラリンピックの出場権を獲得いたしました。会社全体、日本全体に感動を与えてくれる仕事をしてくれたことを心より感謝いたします。
入社して間もない方や、中途で入社した方はご存じないと思いますが、2004年のアテネパラリンピックが開催された時、ゴールボールの小宮選手も出場していました。実は当時、小宮さんが派遣に登録に来てくれたのですが、その際「大会に出る時は長期休暇を取る必要があるが、会社の理解が得られないため、大会の度に辞めなくてはならない」ということを打ち明けてくれました。その時に対応したコーディネーターが「社長、こんな方が来ました!」と言うので、小宮さんに直接お会いしてお話を聞きました。小宮さんに、「選手みんなそうなのか。」と尋ねたところ、「みんなそうです。誰からの支えもないため、大会ギリギリまで仕事をして辞める。大会に行ったあとは、また就職先を探す。この繰り返しです」との事。「そんなことがあってはだめだ!」と思い、「知り合いのパラリンピック選手を、みんな連れておいで!」と言って、話を伺いました。 これが、「障がい者スポーツ選手雇用センター シーズアスリート」が生まれる最初のきっかけなのです。