目的を語ることのできる人がリーダーである
リーダーとは、事業の目的を明確に語ることのできる人がリーダーです。
目的とは、言い換えると理想の到達点です。
目的には、求心力が必要です。感動、共感、共鳴を呼ぶものでないといけません。
そのことをはっきりと語れる人がリーダーということです。
夢に日付をつけたものが目標、夢に数字をつけたものが計画や予算、夢をカタチにするものが経営です。売上は数字ですが、お客様からの支持です。売上が上がることは、お客様の支持が増えたということ、売上が下がることは、支持がないということなのです。
また、利益は仏教用語の御利益(ごりやく)、お客様や働いてくださった方の感謝の表れです。利益が出ないということは、お客様より感謝されていないことなのです。
リーダーが目標ばかり語ると、遠心力が働きまとまりのない組織になってしまいます。
目的には求心力がありますので、目的を語ることでメンバーを一致団結させ「よしやるぞ!」と鼓舞することができます。目的を語ることは、リーダーとしての大事な役割です。
目的を出す手順は、
①この部署は必要かどうかを考える。
②なぜ必要なのかを考える。
③②で出てきた理由がなぜなのかを考える。
④必ず行き詰るところがある。そこで部署メンバーで話し合い、出た答えが「目的」である。