仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2012年11月19日

ここぞというときに

人間は365日、24時間、頑張り続けられるはずはありません。
しかし、何が何でも頑張らないといけない「ここぞ」という時があります。
そのときに頑張れるかどうかが、大きな差になります。

あの仕事を成し遂げてから一皮向けたよね、器が大きくなったよね!
あの人はチャンスのときに頑張らなかったから、変わらないんだな・・・

「ここぞ」というとき、本人がそれに気付いてなかったら、
今が踏ん張り所だ、このチャンスを逃したら二度とめぐってこないぞ、
と言ってあげることも重要なことです。

人を支えるということはそういうことです。
支えるというのは、相手のために支えるものと思っている人がいますが、
実は人を支えるということは自分を支えるということです。

機械体操と一緒です。手をつなぎ扇をつくったとき誰かが手を離せば
全部が崩れることと一緒です。

ここ一番のとき、部下や同僚、仲間に手を差し伸べずに、
手を離すということはチーム全体、会社全体が総崩れになるということです。

だから、ここぞという時には、
本人は逃げずに踏ん張らなくてはいけませんし、
上司は心を鬼にしてでも頑張らせないといけません。

なぜならそれはその人が成長できるチャンスだからです。

何度も何度も「ここぞ」という機会はめぐってきません。
その機会を見極める力、呼び込む力をつけていただきたい。
そして、ここぞのときには、それが大きな壁であろうとも
本人も周囲も立ち向かわなければいけません。

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2012年11月19日 09:25 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ