仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2012年07月19日

聴く力

私は、様々なメルマガを購読しておりますが
弁護士の鳥飼和重先生のメルマガは特に役に立っています。
自分の頭の中でぼーっと思っていることの整理が付くので、
いろいろと参考にさせていただいています。

この間のメルマガに、どんな仕事をするのにも、
次の11の指標=必要な力があるとありました。

1. 外国語力
2. 発信力
3. 傾聴力
4. 協働力
5. 課題発見力
6. 計画力
7. 実践力
8. 創造力
9. 倫理力
10. 専門知識
11. 統率力

この中で、20種の内の16職種の人たちが1位に上げた必要な力が、
“聴く力”=「傾聴力」であったそうです。

私も、社員研修で最初に教えることは、「聴く」ということです。
どの仕事をするにしても大切なのは「聴く」力なのです。

ただ聞くだけでは何の意味もありません。 
聴いたものを、自分で理解し、納得し、実践に結び付けられるかどうかが大切です。

しかし、聴いたものを自分の都合の良いように解釈する人がいます。
営業に行ってもお客様の言葉の本質が理解できていない人は、
仕事を取れません。

私から怒られたら、「怒られた」という印象しか残っていない人は、
何度怒られても、改善することはありません。
なぜ怒られたのか、その本質を考える必要があると思います。
本質的に何に問題があるのかを捉えたら、すぐに実践に移せるものです。

大切なのは、人が言っていることの本質を掴む力を身に付け、
人が言っていることを理解して実践することです。

先の11の指標、自分自身で振り返ってみてください。
また、上司に見てもらい、すり合わせをしてみてください。
同じ評価になったところが本当の自分で、
自分だけが思っていることや、自分では気付いていないけど
周りが思っていることがわかります。

自分自身を知る、ということが、聴く力を身に付ける第一歩だと考えます。

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2012年07月19日 18:43 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ