見ると眺めるの違い
7月も中旬になりました。
第2四半期となり、社内でも一部組織変更や席の配置換えをしました。
上司が変わる時、部下ができる時、部署が合併する時、異動する時、
それらは全部チャンスであり、全員に同じように巡ってきます。
チャンスは、回転寿司と同じで皆に平等に回ってきますが、
ものすごく早いスピードで回っている為、
ボーッとしていると取り損ないます。
私が「こいつは鈍感だな」と感じる人には、
あえて回転を遅らせますが、それでも取らない人もいます。
それを取るか取らないか、チャンスを掴むか掴まないかは、本人次第です。
チャンスを掴んで上のステップに進んだ人、
今おかれた状況=チャンスを掴んで躍進してほしい人、
様々いますが、リーダーには“見る”と“眺める”の違いを
よくご理解いただきたいと思います。
言葉はよく似ていますが、違います。
昔、飲食店の店長をしていたころ、
私が事務処理をするため店内から離れる際、
副店長に店内を見ておくように指示しました。
1時間程して戻ったところ、店内のオペレーションが乱れている事に、
すぐに気付きました。
副店長は「見ていた」と言っていましたが、私から言えば「眺めていた」だけです。
「見る」というのは、全体が機能的に動いているかを確認して、
動いていない所があれば指示を出して動かし、
オペレーションを行う事です。
「眺めている」のは、その現象が流れているのをただ見ているだけです。
「見ている」のと「眺めている」のはぜんぜん違うことを
ご理解いただきたいと思います。