北風と太陽
先週一週間、社員との面談をしました。
チームの現状や課題、そして予算達成のための行動を
聞かせてもらいました。
その中でこんな話を思い出しました。
イソップ童話の「太陽と北風」の話です。
皆さんもご存知だとは思いますが
北風が頑張って風を吹いても、旅人は頑なにコートを脱ごうとしません。
しかし、太陽が光を照らすとだんだんとあたたかくなり、最後にはコートを脱ぎます。
やはり人と接する時は冷たくするのではなく、
あたたかく接することが正しいんだと思います。
しかし、これは片方だけの話を聞くからです。
実はこの話には、コートとは別に帽子の話があります。
帽子バージョンは、太陽が日を照らし暖かくして
帽子を脱がそうとしても逆に暑くてたまらなくなり、
絶対に帽子を脱ぎません。
しかし、北風がピューっと風を吹かせると帽子が勢いよく飛んでいきました。
時と場合によっては、北風のように激しく厳しくすることも、
太陽のように暖かくすることも必要ということです。
片方しか知らないと、太陽が正しいと思いますが、
帽子バージョンを知ると、厳しく激しく奪い取ることもあるのだとわかります。
仕事においても、部下育成においても同じです。
いつも太陽のように明るく部下を見つめるというやり方も必要ですが、
北風のように冷たく厳しくして目的を果たす方法もあります。
自分の仕事のやり方、部下育成の方法が、
その目的達成のために最適なのかどうか一度振り返ってみてください。