言霊
私は現在、朝礼や講演会、会社説明会など、
人前で話をする機会が多くありますが、
以前からこのように話せたかというとそうではありません。
20代の頃は、人前で話すことが非常に苦手でした。
しかし、自分は話が下手だと思っていましたので、
これではいけないと思い訓練をしました。
相手に届くよう、自分の思いを伝えるように心がけています。
言葉というのは、魂が入っているかいないかで、
ただの音に聞こえるのか、相手の胸に届くのかが変わります。
それが言霊(ことだま)です。
自分の言葉に魂が入った時に、相手に言霊として伝わるのです。
上手く話そうと思う必要はないですが、気持ちを込めて話さなければいけません。
気持ちが込められるかどうか、一番大事なことはまず自信を持つということです。
私が尊敬する経営者、GEの前CEOジャック・ウェルチは3Sを提唱しています。
セルフコンフィデンス(自信)、
シンプル、
スピード が重要です。
自信があれば考え方がシンプルになり、その分スピードが速くなります。
逆を考えてください。
自信が無ければ、あれやこれや物事を複雑に考え、
実践のスピードは遅くなる一方です。
自分が今取り組んでいることを、
自信を持って、信じて行っているか、不安に思いながらやっているか、
スピードが遅い人の原因はこれだけです。
仕事をする上でコミュニケーション・言葉は欠かせないもの。
自信があれば言葉に魂が入り、言霊となり、相手に伝わります。
それが仕事に出てくるものだと思います。
自分に自信を持つということは、字の通り、
自分で自分自身を信じられるかということです。