仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2012年04月24日

新入社員の営業研修

先週一週間、新入社員のローラー営業研修を実施しました。
入社して1ヶ月も経たない新人ですが、
先輩との同行営業を3日間した後、一人で営業に出てもらいました。

新入社員が一人で営業に出るにあたり、私は二つしか教えていません。

一つ目は、日本一の挨拶をしなさい。
二つ目は、知らないということを武器にしなさい ということです。

始めの挨拶は、とても重要です。
いい挨拶ができるかどうかで、会社が判断されます。

挨拶ができない人、と思われてしまうと、そのイメージはなかなか払拭できません。
たかが挨拶と思うかもしれませんが、挨拶ができない人は
そのほかの当たり前のこともできていないのです。

そして、自分が知らないということは隠さなくてもいいのです。
その業界のことはお客様が詳しいのですから、
正直に話し、教えていただくという謙虚な姿勢を持ってください。
変に知ったかぶりをすると、信用できません。
しかし、きちんと勉強しないといけませんし、
お客様から教えていただいたことへの感謝は忘れてはいけません。

この2点の教えを胸に新入社員は一週間がんばりました。

 

1週間飛込み営業をして、新入社員からは、

・すごく緊張したし、飛び込むのにすごく勇気がいった
・企業の方に相手にされずに落ち込んだ       という声が聞かれました。

確かに私自身、昔営業をしていた際、立て続けに断られ落ち込むこともありました。
しかし、99件断られても100件目に良い話があるかもしれないと思い、
営業の足を止めなかったことを思い出しました。
大変なこと、辛いことが大半ですが、話を聞いてくれるお客様に出会ったとき
それまでの苦労が報われるほど、うれしいものです。

新入社員も、断られ続ける中で感じ取ってくれたようです。

・新入社員だから格好を付ける必要はない、ただ元気だけは出していこう
・何もわからない分、お客様の話をしっかり聞こう
・自己紹介だけは印象に残るように工夫しよう

このような声を聞いたとき、私はうれしかったです。
私が伝えた2点の重要性を実感してくれたようです。

この営業研修は、新入社員10名の競争でした。
営業の結果で順位もつけましたが、みんないい顔をしておりました。
今回表彰されなかった人はこの悔しさを忘れずに、
今後も切磋琢磨して成長してほしいと思います。

 

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2012年04月24日 20:22 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ