何もしないのが罪
「定年まで、大過なく過ごすことができました。」
と退職の挨拶をされる方がいらっしゃいます。
大過なくということは、一見よさそうに聞こえますが、
裏を返すと「何もしなかった」ことだと思います。
何もしなかったというのは罪だ、と私は思います。
私もこれまで、たくさんの部署や会社を立ち上げましたが、
たくさんの部署や会社をたたみました。
私も間違うことはあります。
しかし、間違いだと判断することも早いです。
早い会社は立ち上げから6ヶ月でたたみました。
間違っていたらすぐ退く、そうしないと赤字がずるずると続きます。
私は部下からやりたいと言われたことは、大抵のことは認めます。
そのかわり、自ら考え、自ら行動し、自ら責任をとってくださいと言っています。
年をとったからとか、若いからとかは関係なく、
新しいことにチャレンジしていかないといけません。
同じ仕事でも、同じやり方を繰り返すのではなく、
常に新しいことに、新しい考え方に、新しいやり方を模索し
チャレンジしてほしい。
それが失敗であってもいいのです。
早い判断は正しく、遅い判断は間違いなので、
上手くいかないと思ったら、すぐにやめることです。
何にもしなかった罪が一番重いのだということです。
ぜひとも新しいことにチャレンジすることに
チャレンジしていただきたいと思います。