仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2012年03月09日

紹介の重み

仕事では、人から紹介してもらったり、
人に紹介をしたり、ご縁がつながることはよくあることです。

人から紹介を受けること、これはすごく重いことなのです。

その人が長年かけて築き上げた信用、信頼関係をも
すべて引き継いでいくということです。
関係性は一朝一夕でつくれるものではありません。

仕事関係で、紹介をいただいたにもかかわらず失敗をすると、
紹介してくれた人の信頼まで失ってしまいます。
きちんと対応して当たり前、うまくいって当たり前のことです。

昔、私が営業担当だったころ、商社を担当しておりました。
ゼロからのスタートでしたが、一生懸命営業をして
一社とつながることができ、そこの部長さんから可愛がっていただきました。
当初は宛名の筆耕、葉書1枚数十円という小さなビジネスでしたが、
一つ一つ確実に対応して、信用を積み重ねていきました。

私は、その業界の交流会があることを知っていましたので、
他の会社を紹介してほしいとお願いしました。
すぐに紹介していただき、私も営業に行かせてもらいました。
その進捗や経過は、私の上司ではなく、紹介してくれた部長さんに
細かく報告しておりました。
そして、ビジネスが成約したときには、真っ先にその部長さんに御礼に行きました。
すると嬉しかったのかさらに紹介して頂きました。


相手の立場を考えるとわかると思いますが、
相手も気になっていますから、随時報告があると安心します。
紹介してよかった、と思えたら次も力になろうと思うものです。


初めに井戸を掘った人の大変さはその人しかわかりません。
絶対に忘れてほしくないのは、「紹介いただくこと」への感謝です。
また、いただいたご縁を大切に、発展させていくことが
その人への恩返しにつながります。

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2012年03月09日 10:19 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ