仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2012年02月10日

障がい者雇用フォーラムに参加して

2/3広島、2/8大阪、障がい者雇用フォーラムが開催されました。

これは、広島県、大阪府主催の
障がい者雇用を啓蒙、促進するフォーラムです。
当社が受託したこの障害者雇用促進事業。
障がい者の障がい者による障がい者のための事業で、
プロジェクトメンバーも障がい者ばかりです。

両日とも定員を超えるお客様にお越しいただき
大好評のうちに終了いたしました。
弊社社員を含め、運営に携わったメンバーに感謝申し上げます。

プロジェクトを立ち上げ、集大成のフォーラムを迎えるまで約半年。
メンバーの障害は、多種多様。
それぞれのできること、できないことは違います。
自分が出来ることは他の人にもできるだろう、
なぜできないのか、なぜやってくれないのかと
理解できずに何度も衝突したそうです。

その個性あふれるメンバーをまとめるリーダーの方は
本当に骨を折ったといっていました。
しかし、ぶつかり合う中でお互いを理解できるようになり、
強力なチームになった、と振り返っていました。

フォーラムの最後に、メンバーからの発表がありました。
その中で
「自分にはこのような障害がある、だからできないことも多い。
しかし、このプロジェクトを通じて仕事への自信がついた。
もう一度やりたい仕事にチャレンジしたいんだ」
と涙ながらに話をしていました。

数百人の観客の前で自分自身をさらけ出し、
本音をぶつけた姿に私は大変感動いたしました。
この発表は現在障害を持っている方、またそのご両親にとっても
夢や勇気を与える言葉だと思いました。

企業の方も、支援機関の方も言っていたのが
本人が何ができるか、何ができないのかを
しっかりと理解することが一番大切ということです。
相手を理解することが対人関係の第一歩です。
これは健常者も障がい者も変りません。

最後に、ご存知の方も多いと思いますが
ハンディキャップをもっている方のことを、
英語では「チャレンジド」といいますよね。
その意味は「神様から挑戦すべきことを運命付けられた人たち」。
私は、とても前向きでいい言葉だと思います。

障害は一つの個性です。
人間一人ひとりが異なる個性を持っているものです。
障害がある、ないというのは関係ありません。

今後もこのような取り組みを継続し、広げていきたいと強く思います。

★はたらく障害者プロジェクト(広島) WEBページ

★はたらく障がい者プロジェクトOSAKA(大阪)のWEBページ

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2012年02月10日 17:35 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ