仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2012年01月19日

自分の意志で

2012年が始まり半月たちました。
年が明け、就職活動中の学生の方は
企業の説明会への参加等、忙しく行動されていることでしょう。
また、企業の方も採用活動はもちろん、
来期の計画策定等で忙しい日々が続いているとお察しします。

年頭、経済界トップの方が今年の見通しについて、
8割の方が「今年もよくない」と話していました。
景気が悪い、政治が悪い、先が見えない・・・など。

しかし、私は違います。
景気が悪いのは仕方がない、自分ではどうすることもできないと
考えるのではなく、悪い中でもどのようにチャンスに変えていくかと
常に考えています。

フランスの哲学者アランの言葉に
悲観主義は気分そのものであり、楽観主義は意志そのものである
およそ成り行きにまかせる人間は気分が滅入りがちなものだ
という言葉があります。(アラン幸福論より)

この考えは当社の来期経営方針の中でも指示しています。


楽観主義と「なんとかなる」という根拠の無い自信とは違います。
自分の意志を持って、できる方法を考える、いい方向に持っていくことが
楽観主義です。
一方、悲観主義は気分ですから、気分転換して悪い状況を
変えていくことが必要です。
自分の意志で人生を切り拓いていかなくてはいけません。

この悲観的か楽観的かはその人の「性格」というよりも「考え方の習慣や癖」です。
習慣は心がけ次第で変えられます。
まずは、自分の意志を持ちやってみること、そして継続し習慣にすること。
自分の考え方の習慣や癖を変えるために、強い意志が必要なのです。

悲観論からは何も生まれません。
今年一年、困難に直面してもひるむことなく立ち向かって
危機をチャンスに変えていく。
自分の強い意志を持って難局に臨んでいただきたいと思います。

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2012年01月19日 11:12 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ