仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2011年11月18日

自分を高める努力を

「頭が良い」とか「頭が悪い」とかよく言うと思いますが、
一言で言うのは難しいです。

まずは記憶容量が足りずに覚えられないということ。
記憶容量が足りないということは実務量が足りていないのです。
そういう人が、頭が悪いというのです。

あとは、組み立て力・計算力・表現力・理解力などが頭の良し悪しです。

学校で必要な能力・知識は記憶容量が大半ですが、
これはメモリーが人より多いか少ないかというだけなのです。
社会に必要なのは理解力や表現力や組み立て力なのです。

このような能力が足りていないのに、それを放置している人がいます。

まずは自分が足りていない、ということを自覚することです。
そして自分が不足しているものを補うということが努力です。

組み立て力が無いのであれば、マーケティングを勉強しましょう、
表現力が無いのであれば、話す練習をしましょう、
理解力が無いのであれば、自分で理解しているかどうかを検証してみましょう、
ということです。

その能力がないのに努力を怠っている者が、
怠慢だとか根性なしとか言われるのです。
努力をしていない人、怠けている人、
ずるをしている人、逃げている人のことを私は怒ります。
逃げ続けるのは間違いなのです。一生涯つきまといます。
そういう自分とどこかで決別しなければなりません。

そして、能力の無さをカバーできるものがあるとしたら
それは人間力です。
笑顔であったり、かわいげがあったり、
平常心で接するとか、怒られやすいとか・・・
人間力を磨くのも必要です。

しかし、人間力を勉強していればいいというわけではありません。
人間力だけを学んでいたら、それだけでうまくいくと思ってしまいますが、
それは間違いなのです。
価値観や人間力の勉強をすると
出来ていない人や、出来ていない会社に目が行き、
批判ばかりしてしまいます。
批判からは何の成果も生まれません。
批判・非難をするために勉強しているのではないのです。
それは自分の人間力を高めるためにするのです。

ぜひ、笑顔を忘れずに怒られやすい自分、素直な自分、
言われやすい自分作りを一生かけてして下さい。
頭は大人にならなければならないけど、
心は常にピュアな子供の心を持って、
素直な自分でいることが大事なことだと思います。

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2011年11月18日 19:34 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ