仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2011年04月05日

新入社員の皆さんにお願いしたいこと

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。

いよいよ社会人生活がスタートします。
期待や不安、とまどいがあるでしょうが、この気持ちを忘れずに、
邁進していただきたいと思います。
 

ここ数年、厳しい経済情勢、雇用情勢が続いています。
しかし、このような時代だからこそ、原点に戻り、
当たり前の事を当たり前にやることが大切だと思います。

その中でも新入社員の皆さんにお願いしたいことが5つあります。
以前、講演を聴く機会があり、大変感銘を受けた大畑誠也さん(※)の教えです。

1.日本一挨拶ができる人間になってください。
誰にも負けないくらいの大きな声で挨拶、返事をしてください。
挨拶に特別な能力は必要ありません。仕事も人間関係もすべて、挨拶から始まります。

2.体力をつけてください。
若い皆さんは我々よりも体力はあると思いますが、体調が悪ければいい仕事はできません。
体が資本。まずは丈夫な体づくりです。

3.感性を磨いてください。
これは芸術の感性ではありません。人の気持ちがわかる人間になってほしいということです。
まずはここまで育ててくれた親の気持ち。採用してくれた人事担当者の気持ち、上司、先輩の気持ち・・
そして忘れてはいけないのが採用されなかった人たちの気持ち。
皆さんがいるその会社に、入りたくても入れなかった人も大勢います。
たくさんの応募の中から選ばれた、その覚悟を持っていただきたいと思います。

4.集中力を持ってください。
集中力とは、すぐやる、必ずやる、出来るまでやるということ。
まずやってみなければ何もできません。

5.深くものを考えてください。
そして、自分の意見を持ってください。
「みんながこう言っています。」「○○さんがこう言っています。」という言葉は嫌いです。
「私はこう思います」と、自分で考えた自分の意見を言ってください。
しかし、自分の考えを持つことと意固地は違います。間違った意見を通せというわけではありません。
違うと言われたら、再考することも必要です。
その時に、なぜ違うのか、どうすればよいのか深く考える習慣を付けてください。
 


当社にも新入社員が入社しました。早速研修を始めています。

私は毎年、日本一の新入社員だと思っています。
それは、本人たちが日本一なのではなく、育成する側、社員全員が
日本一の人材にするぞという思いなので、
日本一の新入社員に育つのだと思います。
先輩方は自分の部署に配属される、されないに関らず、
誇りと愛情を持って人材の育成をしてほしいと思います。

 新入社員の皆さんは、ぜひ今日の気持ちを忘れずに新しいステージを進んでください。

 

※大畑誠也さん
現在、九州ルーテル学院大学客員教授。
熊本県で複数の高校の校長を歴任し、
廃校寸前の高校やかつての名門校を次々と再建した方です。

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2011年04月05日 22:49 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ