人間の究極の幸せ
先日、雑誌で日本理化学工業の記事を読みました。
日本理化学工業はチョークを取り扱う会社です。
こちらの会社には、社員の7割が知的障がい者の方だそうです。
会長の大山泰弘さんは、最初障がい者雇用を考えていなかったといいます。
養護学校の先生方に何度も熱心に頼み込まれて雇用したのが始まりでした。
知的障がい者の社員たちは、仕事をしていて本当に幸せなのだろうかと
いつも自問自答をしていたといいます。
悩んでいたとき、ある住職に相談に行ったそうです。
住職の方曰く、人間の究極な幸せは、
①人から愛されること
②人に誉められること
③人のお役に立つこと
④人から必要とされること
という4つのことだということです。
①以外は社会にでないとできないことです。
これらのことは働くことを通じて、初めて味わえることです。
彼らは、本当に一生懸命働きます。
人間の幸せを求めて、毎日仕事を続けます。
始めは、簡単なこともできないのですが、徐々にレベルを上げ
自分の仕事に誇りを持ち、毎日イキイキと働いているといいます。
大山会長自身も、働くことがいかに人を成長させるのかと実感しているそうです。
私たちは、人に誉められる人間、人のお役に立つ人間、
人から必要とされている人間になれているでしょうか。
あの人がいないと困ると思っていただける人間になれるよう
日々自分を磨いて成長して頂きたいと思います。