不幸の三定義
私は普段、なかなか本をじっくりと読む時間がとれないので、
出張の時には本を1~2冊もって新幹線に乗車します。
先日車内で読んだ本の中から、印象に残った内容をご紹介します。
「運が悪い人」「徳が積めない人」には3つの特徴があるということでした。
不幸の三定義
一、 決して素直に「ありがとう」といわない人
一、 「ありがとう」といっても、恩返しをしない人
一、 「ありがとう」と唱えただけで、恩返しはできたと思っている人
(小さな人生論2 藤尾秀昭 著)
他人から何かをしてもらったら、「ありがとう」と言うのは当然ですが、
それを言えない人もいます。また、ありがとうと言うことで恩返しが済んでいると
勘違いしている人もいます。
何かをしてもらったら、まずはありがとうと感謝の気持ちを伝えることです。
そして自分がしてもらったことを相手や世の中に返していくのが大切なことです。
例えば仕事でいえば、他の人から自分の仕事を手伝ってもらったなら、
その人が困っているときには手を差し伸べたり、何か情報を伝えることが恩返しでしょう。
人材ビジネスに携わっている我々にとって、この話は本当に重要なことだと思います。
何かをしてもらったときにはどんな小さなことでも素直に「ありがとう」ということ、
また、「ありがとう」と言ったならば恩返しをすること、
それから、「ありがとう」といったら恩返しができていると誤解しないことで、
その期待に絶対に応える人になっていかなければならないと思います。
そうして徳を積んでいき、人間性を高めていっていただきたいと思います。