本音で話せる人間作り
私が採用活動の際、重要視するポイントの一つに次のことがあります。
どのような挫折を味わったか、その挫折をどのように克服したかということです。
一度も挫折を味わうことなく、順調に過ごしてきた人が
社会に出て急に挫折を味わうと、立ち直れなくなることもあります。
自分の恥ずかしいこと、失敗したことを話せる人が何人いますか。
また、それを打ち明けた時に間違いを指摘してくれる人が何人いますか。
「自分の友達は優しいから何も言いません」というのは本当の優しさではありません。
間違いをきちんと叱ってあげるのが真の先輩であり、真の友達です。
私は社員に本音で話せるお客様を作りましょうとずっと言い続けていますが、
社内でできない人が社外でできるはずがありません。
社内にどれだけ、建前ではなく本音で接してくれる人がいますか。
叱ってもらえない人には理由があります。
叱られたらムッとする、バリアをはるから言われないのです。
言われやすい、指摘されやすい自分を作ることを、常に心がけてください。
それが上司・先輩・同僚から、お客様からもかわいがられ、
何でも相談される人間になることにつながります。