仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2007年06月05日

瑞宝太鼓

当社には障害者スポーツ選手雇用センター「C's Athlete」があります。
障害者の新しい雇用開発と障害者スポーツの振興を目的としています。

先日、瑞宝太鼓のメンバーが当社を訪問してくれました。
瑞宝太鼓とは知的障害のある若者で構成されているプロの和太鼓集団です。全国各地を回り年間100回ほどの演奏会を行っています。現在は少年院での公演も行っています。
我々と瑞宝太鼓の皆さんとは、何年も前からお付き合いがあり、創立20周年やC's Athlete設立1周年などの記念イベントにお招きし公演をしていただいています。演奏を聞いた方々からは「感動で涙がでました」「こんなすばらしい機会をありがとう」と言っていただきました。この感動を共有することができる出会いを、瑞宝太鼓の皆さんにいただいたことをありがたく思います。

当日は社内を案内しながら、各部署の事業内容を説明しました。
メンバーの皆さんはそれを真剣に聞いてくれますし、大きな声で元気よく挨拶をしてくれますから、仕事中の社員もパワーをもらったようです。

社内を案内したあと、当社C's Athleteの副島選手も一緒に一時間ほど話をしました。
世界で戦っている副島選手の話を目を輝かせながら聞いていました。

メンバーの皆さんは毎日休むことなく練習をしていて、年100回も演奏活動を行っていますが、もっと演奏をしたい、世界で公演をしたいと言います。

彼らの活動資金は公演での収入が大半ですが、企業や個人からの協賛金やボランティアによって支えられています。日本では障害者への理解度が低く、活動する場が少ないのが現状です。彼らは自分の公演収入で生計を立てたいと願っています。

現在は公演先へ赴くのにも、フェリーや車で移動することが多いようです。
「将来は新幹線で、飛行機で、チャーター機で移動したい。」
と目標を話してくれました。

彼らの思いは
そのためにもっとたくさんの人に太鼓をきいてほしい。
太鼓を通じて自分達の思いを伝えたい。
自分達ががんばることで勇気を与えたい。

夢に向かって一生懸命に打ち込む姿は、本当に素晴らしいです。
私たちも見習わなければいけません。

今後も彼らの活動を応援していきたいです。

 

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2007年06月05日 18:15 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ