感動する心
人間として一番大事なことは「感動する」ことです。
自己の成長における最大限の源だと思います。
「感動することをやめた人は、生きていないのと同じことである」(物理学者のアインシュタインの言葉)この言葉はそのものだと思います。
一番感動するのは赤ちゃんです。見るもの、触るものがすべてが初めてですから、次々と新しい経験をして感動が出来る訳です。
年を取るにつれて、我々は不確実なものに対して興味を持たなくなります。
経験が邪魔をするのです。一度経験したから同じ結果しか出ないだろう、今回もだめだろうとチャレンジしなくなります。問題はチャレンジしなくなった時、新しいことをやっていこうという創造性が失われていくことです。
もちろん、経験において大切な事はあります。
自分が辛い、嬉しい、悲しい経験をすると相手に対する思いやりが生まれます。
相手が苦しんでいる時に、その人がいかに苦しいのか自分の経験と照らし合わせて理解できます。相手に共感できることによって感動できるのです。
矛盾しているようですが取り違えないでください。
経験から不確実なものにチャレンジしなくなるのは良くないことですが、経験を基に思いやりの心を持つことは大切なことです。
そういうことを日々繰り返す中で、共感できる人間を作ることが営業活動であります。
売上を上げる事が営業活動ではありません。それを認識した上で新しいことにチャレンジしていただきたいし、相手が苦しい顔をしていたら手を差し伸べていただきたいです。
一人一人との出会いの中から当社を選んでもらい、その結果として売上が上がっていくのです。
結果を先に求めるのではなく、ひとつひとつのプロセスで感動する心を持つことが非常に大切です。