仕事・人生観など「ひとづくり社長」の元気が出るコトバ

中島 彰彦

2007年04月23日

ボストンマラソン優勝報告

ご存知の方もいらっしゃるでしょう。
当社社員の副島正純選手(C's Athlete)が4月16日に行われたボストンマラソン・車椅子の部で優勝しました。
前日からの風雨で路面・天候・気温ともに悪条件の中、2位に約7分の差をつけてゴールしました。

本日が帰国後初出勤日でしたので、朝礼の中で優勝報告がありました。
皆様にも少し紹介しましょう。

「目標としていたボストンマラソン大会でゴールテープを切ることができました。
これは10年以上の競技生活の中で一番嬉しい出来事です。
当社に入りこの2年間、練習できる環境があるおかげで、選手としてのレベルをあげることができ、心身ともに成長することができました。もっと努力をして名前を残したいと思います。
また、全国的に障害者スポーツをさかんにしていきたいです。
今後も気を抜かずに頑張りますので、ぜひ応援してください。」 (副島正純選手)

私自身、彼が今までのレースで勝利できなかった時は非常に悔しい思いをしました。ですので今回の優勝は心から嬉しかったです。

ボストンマラソンのコースは2つの特徴があります。
一つ目は、折り返し地点がなく、片道行ったきりであること。
二つ目は全体的に下り坂が多く、出発地点とゴール地点では141メートルもの差があること。

最大のライバル、エレンスト・ヴァン・ダイク選手(南アフリカ、2001~06ボストンマラソン優勝者)と副島選手では20kgの体重差があるそうです。
下りの坂道では、体重が重いほうがスピードが出ます。それをカバーするために、下りでもこぎ続けるという作戦をたてたそうです。体重にまかせて下るよりも確実に体力を消耗します。どこまで体力が続くのかわからないけれども、挑戦しました。

副島選手がマラソンのコースをよく研究し、作戦を立てたことが今回優勝した勝因であると私は思います。

勝つためには、敵を知り、己を知ること。

スポーツに限らず、仕事でも何でもそうですが、勝つためには敵を知り己を知ることが重要だと思います。ぜひ副島選手の勝つための姿勢を学んでいただきたいと思います。

投稿者: 中島 彰彦 日時: 2007年04月23日 20:06 | パーマリンク |TOPページへ   ▲画面上へ