就職活動中の学生の皆さんへ その2
先日に引き続き、会社説明会でお話したことをご紹介します。
就職活動中の学生の皆さんへ その2
就職活動中の皆さんは20歳を超えていらっしゃると思います。
20歳になると成人式を迎えますが、20歳を超えたら「大人」というのは間違いです。
逆に、中学、高校を卒業後仕事をしている方で、
まだ成人になっていない方でも、「大人」はたくさんいらっしゃいます。
では、「大人」の定義は何かと申しますと、
社会的自立ができている人のことをいいます。
社会的自立ができている人の定義は、他のせいにしないということです。
何が出来なかったから、あの人がもっとこうしていれば、
もっといい家に生まれれば、もっといい大学に行きたかった、血液型が悪い・・・
「子供」は悪いことを理由付けして、すべて他のせいにします。
一方、「大人」は出てきた現象をすべて自分のこととして捉えます。
私はよく同年代の方や、人事担当者の方と話をしますが、
その中で聞く言葉で、私自身が若い頃に言われて嫌いだった言葉があります。
皆さんも言われたことがあるでしょう。
「今の若い人は」
これは私が大嫌いな言葉です。
驚くことに、ピラミッドにも「今の若い人は」という言葉が書かれているそうです。
紀元前4000年前から言われ続けていて、それから6000年も経っています。
今も昔も同じで、若い人の中でも立派な方もいらっしゃれば、そうでない方もいらっしゃいます。
ひとくくりに「今の若い人は」「女性は」「男性は」という考え方が良くありません。
それは固定概念です。
固定概念を持っていると、自分の価値観でしか物事を判断できず新たな成長は期待できません。