叱るということ
「叱る」の反対は何でしょうか。「褒める」でしょうか。
違います。
「叱る」の反対は「叱らない」です。「叱る」と「褒める」は同じことなのです。
相手にここまで成長してほしいと期待しているからこそ、叱り、褒めるのです。
叱ると相手から嫌われるかもしれないと恐れて、叱らない人もいます。
やさしい人だと周りからは好かれるかもしれませんが、それは間違ったやさしさです。
マザーテレサの言葉に「愛情の反対は無関心」とあります。
相手に関心を持っているからこそ叱るのであり、それは愛情があるからできることです。
後輩や部下ができた時、愛情を持って厳しく接してほしい、
間違ったやさしさを持ったリーダーにならないでほしいと思います。
一方、叱られるということは、関心を持ってくれている、期待されている証拠です。
叱られた時、ふてくされたり、落ち込むのではなく、
自分はこんなに期待されているんだと善意で捉えるようにしましょう。
そして叱ってくれたことに感謝をして、その期待に応えられるよう奮起していただきたいです。
投稿者: 中島 彰彦 日時: 2007年07月18日 18:54 | パーマリンク
コミュニケーションの難しさ
C's Athleteの選手がゴールボールの世界選手権に出場するため、来週ブラジルに旅立ちます。
この大会は北京パラリンピックの最終予選会です。
これまでの練習の成果を発揮して、全力を尽くして戦ってほしいと思います。
ところで皆さんはゴールボールという競技をご存知ですか?
視覚障害者のスポーツで、選手はアイシェード(目隠し)をしてプレイします。
鈴の入ったボールを転がして反対側にある相手のゴールを狙い、
得点の多いチームが勝ちとなる競技です。パラリンピックの正式種目です。
実は今月初めにゴールボールの大会があり、私は初めて選手としてゲームに出場しました。
アイシェードをすると真っ暗で何も見えません。
自分がどこに立っているのかまったく解りません。
何も見えない状態がこんなにも怖くて不安だとは思いませんでした。
恐怖心の中、チームメイト同士で声を掛け合い、助け合いながら戦いました。
周りの仲間の声、コミュニケーションの大切さに改めて気付かされました。
仲間同士のコミュニケーション、この点でゴールボールと仕事は似ていると思います。
仕事ではコミュニケーションは必要不可欠なものです。
しかし、時にそのコミュニケーションが「完璧に行われている」という錯覚が起こり得ます。
指示を出した人間は、相手は理解してくれているものと思います。
しかし、自分の思っているとおりのことを、相手が理解してくれたかどうかはわかりません。
どの程度理解してくれたかを確認しなければなりません。
その確認がないと、双方にズレが生じ、仕事が進まないこともあります。
仕事を進める上で、ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)は基本ですが、
さらに打診と確認が大切です。
私はあなたにここまで期待しているんだと明確に具体的に伝えて、
相手がそれをしっかり理解してくれたかどうかを、確認していただきたいと思います。
それが真のコミュニケーションです。
投稿者: 中島 彰彦 日時: 2007年07月20日 18:32 | パーマリンク